初雪山に挑戦してきました【北横岳】

12.24、世間ではクリスマスイブ、1人特急あずさと路線バスを乗り継いで行ってきました。

初雪山です。

 

以前、上高地にトレッキングに行った時点で冬山の装備はそろっていたので特に買い足したものはありませんでした。

 

でも前回の記事では冬装備の紹介をしませんでしたので、ここで紹介したいと思います。

 

装備紹介

ピッケル

モンベルのグレイシャーを使っています。

モンベル グレイシャー

ピッケルはペツル・ブラックダイアモンド・グリベルあたりが有名で、登山用品店にもよく売っています。

 

ピッケルには形状によりベントシャフトとストレートシャフトがあります。

左:ベントシャフト 右:ストレートシャフト

ベントシャフトはピック(ピッケル上部)部分を斜面に突き刺しやすく、ストレートシャフトはストックのように使いやすいといった違いがあります。

わたしはピックを斜面に突き刺すような登り方が必要になる山にはしばらく(少なくとも今シーズンは)登る予定がなく、ストックを持っていないので、ストレートシャフトにしました。

でも正直、ベントシャフトのピッケルはかっこいいです。。次はベントシャフトのピッケルが欲しいです。

 

 

数あるストレートシャフトのピッケルの中でモンベルのグレイシャーを選んだ理由は二つです。

安く、信頼性があることです。

安いというのは結構切実な問題で、山用品、特に冬装備は何も彼も値段が高いです。ウェアやスノーギアすべて揃えると10万円は下らないと思います。

モンベルのグレイシャーは定価¥12,100(税込)です。この値段だけ見るとほかのピッケルとそんなに価格差はありません。ブラックダイアモンドなども定価2万円くらいですので、通販サイトのセールや登山用品店のポイント還元をうまく使えばこれくらいの値段で買うことはできると思います。

 

しかし!モンベルをなめてはいけません!モンベルアウトレットで購入すれば¥8,090(税込)という驚きの安さです!

https://webshop.montbell.jp/goods/disp_fo.php?product_id=1141166

モンベルアウトレット、ほかにも驚くような価格で色々販売されていますのでオススメです。

 

二つ目の信頼性についてはこのピッケルに対して、というよりモンベルというブランドに対しての信頼です。

ほかの上で挙げたブランドにはもちろん信頼性がありますが、モンベルも今までインナーや帽子など、細かいものでお世話になり、その機能性には感服するばかりでした。

 

ピッケルについてもその信頼でもって、山行の助けになってくれるだろうと考えたのでした。

 

 

アイゼン

アイゼンはペツルのセミワンタッチ式12本爪を使っています。

(ペツルアイゼンの画像)

アイゼンは基本的にグリベルかペツルかの二択になると思います。

 

どちらも信頼性は変わらず、価格ではペツルのほうが有利です、つまり安いです。

元々はグリベルのほうが安かったそうですが、円安による値上げ幅がグリベルのほうが大きく価格が逆転してしまったと用品店の方が言っていました。

 

わたしは石井スポーツでアイゼンを購入しましたが、担当の方がとてもいい方でした。

アイゼンを買う時は実際に自分が使っている登山靴にフィットするかを確認してから買うのが鉄則だそうです。

わたしはちょうどアイゼンを買うタイミングで登山靴が壊れてしまいましたので、靴と一緒にアイゼンも買おうと考えていましたが、その石井スポーツには欲しかった靴のわたしのサイズがありませんでした。ただ他のサイズはあり、靴とアイゼンのフィット感は確かめることができましたので、アイゼンだけ買おうとしたところ、「他の店舗で靴を買って実際にアイゼンをつけて歩いてみたほうがいい」と買わせてくれませんでした笑

その後別のところでお目当ての靴を入手し、アイゼンも無事その石井スポーツで購入しました。

とても親切でいい店員さんでしたので、石井スポーツで他の用品も購入するようになりました。

 

話がアイゼンのことから逸れてしまいました。

ペツルのアイゼンにはグリベルより優れた点があります。それはワンタッチ式とセミワンタッチ式が兼用ということです。

アイゼンには靴の形状によって付けられるタイプが異なり、バンド式・セミワンタッチ式・ワンタッチ式の3つがあり、右に行くほど付けやすく歩いているときに外れにくいです。

でもワンタッチ式が着くのはつま先部分にもくぼみ(コパといいます)がある靴のみで、これは保温材が入った冬靴ばかりです。

「アイゼン対応」と書いてある靴でも前コパがある靴は少ないです。

わたしが購入した登山靴も例に漏れず後ろコパのみでセミワンタッチ式しかつかないタイプでした。

いつか前コパがついた冬靴を買った際はワンタッチ式のアイゼンを買うことになると覚悟していたのですが、ペツルは兼用でしたので、前コパありの冬靴を手に入れた場合も新しく買う必要はないのです!

 

 

山行記録

 

ここからはようやく雪山の記載です。

登ったのは北横岳ですが、「雪山 初めて」などと検索するとどのサイトでも北横岳がオススメされていましたし、公共交通機関でのアクセスも容易でしたのでここに即決でした。

 

登山計画

 

 

 

実際の行程

 

7:20 八王子着

無事に予定していたあずさに乗ることができました。

少し時間がありましたので朝ごはんを調達することとします。ホントは行動食のカロリーメイトで朝ごはんとしょうと考えていたのですが、今流行りのおにぎり専門店が八王子駅構内にあるとのことでしたので行ってみました。

改札から出て左に100mくらい行くと左手にありました。

https://https://www.omusubi-gonbei.com/shoplist/tokyo/hachiouji.html

 

すじこと玄米の味噌(何とか味噌だった気がしますが忘れてしまいました。)にしました。

おにぎりにしてはとても美味しいです。特にお米が美味しかったです。値段もコンビニおにぎりとさほど変わりませんので、八王子からあずさに朝乗るときの定番になりそうな予感です。

おにぎりと無糖紅茶

 

茅野駅に到着し、北八ヶ岳ロープウェイ行きのチケットを買い、バス停を目指します。

バス停のすぐ横にチケット売り場があるのですが、ここは現金のみで往復は買えません。車内でも支払うことはできますので、ここで買わなくてもいいと思います。買ったほうが財布を奥深くにしまえるのでわたしは購入しました。

 

出発の15分くらい前についたところ、20人くらい並んでいました。予想より混んでいましたが、無事座れたのでよしとします。

 

車窓から道路をよく見てましたが、スタッドレスでも全然走れる道でした。

次回以降は自家用車か、茅野でレンタカーにしようと思います。

 

10:15 北八ヶ岳ロープウェイ到着

山麓側でなるべくお手洗いを済ますよう案内がありました。山頂側はあくまで臨時のお手洗いという位置付けのようです。

 

10:20 ロープウェイに乗車

蓼科山が美しいです…

いくつかの山域に行きましたが、雰囲気が一番好きなのは北八ヶ岳、特に蓼科山です。

静謐で苔むしていて…素敵です…

車窓から見る蓼科山



 

 

10:30 山頂側到着

北八ヶ岳ロープウェイの山頂側は坪庭という庭として遊歩道などが整備されたエリアになっています。

坪庭



チェーンスパイクがあれば安心、なくてもまぁ一周はできそう、といった具合でした。

北八ヶ岳山頂を目指す場合は途中で遊歩道から外れ、登山道に入ります。

八ヶ岳の中の整備された遊歩道をこの景色の中歩ける、しかもそこまでロープウェーで行けるというのはすごいことだと思います。冬の坪庭、登山されない方にもおすすめです。

坪庭

前回の上高地ではほとんど雪の登りはありませんでしたので、今回が初めてです。

ですが意外にツボ足でも歩いていけます。

路面状況としてはこんな感じです。

 

上に新雪が積もってますので、滑りもせずスイスイ進んでいけます。

以前少しアイゼンをつけて歩いてみたところ、まず足が重くなりますし、ゲイターに擦らないように気を使うので思うように速度が出ませんでした。ですので今回はいけるとこまでツボ足で行くことにしました。

登山道

やはり初心者向けといえども、登山道ですので、坪庭の路面とは違います。ここにスニーカーなどで来るのは無謀だろうと思います。

北横岳ヒュッテからは急登が出てくると他の方の登山記録から見ましたので、北横岳ヒュッテでアイゼンを装着しました。

12本爪のアイゼンです。0か100かです。

 

確かに急登が一部ありました。せっかく前爪があるのでこれを刺してアルペンチックに登ってみました。楽しかったです。

 

11:19 北横岳(南峰)登頂

北岳(南峰)から見る蓼科山

無事到着しました。

頂上の手前100mくらいで森林限界を迎えますが、樹林帯とは打って変わって風がすごいです。

樹林帯ではフリースだけでも暑いくらいでしたが、シェルを着ないと低体温になってしまいます。シェルとはいえ厚めのレインウェアですが…

雪山です。綺麗です。

でも寒いのでゆっくり同定もできません。

写真を撮って北峰に向かいました。

 

11:26 北横岳(北峰)登頂

夏に来た時は北峰のほうが混んでいた記憶がありましたが、冬はこちらのほうが空いていました。

北岳(北法から見る八ヶ岳樹林帯)



 

山あるあるだと思いますが、山行中「おおこんな景色!」「こっちはこんな眺め!」と写真をバシャバシャ撮りますが、見返してみるとあまり変わらない写真ばかりです。

しかも写真を取るためにグローブを外すのが辛いです。タッチペンの導入を検討します。

 

ちなみに南峰と北峰の間にはほぼ高低差はなく、5分くらいで行き来できます。実際は道が狭くすれ違い困難ですので、人が多いと10分くらいかかりますが、どちらにしろ困難箇所はありません。

北横岳 南峰⇔北峰

 

12:03 北横岳ヒュッテ

戻ってきました。

北横岳ヒュッテ回帰

樹林帯なので風がなくあったかいです。

ここでパン休憩です。ファミリーマートの「じゅわバタ塩メロンパン」です。本来であれば山頂で食べたいところですが、パンもわたしも凍ってしまいそうなのでここまで降りてきました。

本日のパン休憩

右上に見切れているサーモスの山専用ボトル、朝家を出る5時過ぎくらいに沸かしたお湯を入れてきましたがまだアチアチで、熱湯といって差し支えない温度です。

カロリー爆弾の味がして、とても美味しかったです。

きっとホットサンドメーカーでこれをプレスしたらもっと美味しいです。

 

ここはあったかかったので、雪の写真をたくさん撮りました。

空が晴れ渡っていて、とてもきれいです。一歩進めば過酷な環境ですが心が安らぎます。

 

 

 

その後最終のバスまでだいぶ時間がありましたので、周辺を散策することにしました。

13:30 縞枯山荘着

可能であれば北横岳のお隣にある縞枯山に行きたかったですが、そこまでの時間はありませんでしたので、麓まで行くことにしました。山荘は残念ながら休業中でした。

 

縞枯山

縞枯山です。

雲がだいぶ出てきました。おかげでブロッケン現象が見えます。

縞枯山

 

 

 

綺麗な山容が見えましたのでこのあたりで引き返すことにしました。

 

13:57 山頂駅到着

ゴンドラで麓に戻ってきてから1時間くらい時間がありましたので、お土産屋さんを見て回りました。

サングラスやグローブなどよく売ってました。

坪庭を雪のない時期に少し歩くくらいであれば、普段着でも大丈夫ですが北横岳まで登るとなると登山用の服装が必要だと思います。

これを見越して、このお土産屋さんで装備をいろいろ売ってるのかな、と思いました。

 

 

 

今日はここまでにしたいと思います。

 

しばらく更新できずすみませんでした。

この後も今まで何個か雪山に行ってますので随時更新していきたいと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬の上高地に行ってきました

雪山を始めようと道具を揃えましたが、いきなり雪山登山をするのは正直怖いです…

 

雪はゲレンデくらいでしかまともに触れたことがないので、まずはアイゼンとピッケルの練習に行くことにしました。

 

どうせ練習するなら行ったことのない上高地に行こう!ということで行ってきました。

 

本当は土日で小梨平でテント泊のつもりでした。でもその週のはじめに風邪をひいてしまい病み上がりでしたのでテント泊はやめ、日帰りトレッキングにしました。山の夜はとても寒いので…

 

上高地は夏場はバスで直接アクセスできますが、冬場は直通のバスが出ておらず釜トンネルというところから歩くことになります。

釜トンネルの近くに駐車場はありませんので、マイカーで行く場合も公共交通機関を使う場合も最終的には釜トンネル近くの「中の湯」バス停までバスで行くことになります。

それか中の湯の一つ手前の坂巻温泉に有料で駐車し釜トンネルまで歩く、という方法もあるそうです。

 

今回わたしは公共交通機関で行きました。

 

公共交通機関を使う場合は松本駅から中の湯までのバスに乗ることになります。

所要時間は約1時間半、料金は片道2250円です。

www.alpico.co.jp

始発の7:40松本発に乗れば9:13に中の湯バス停に着きます。

終発は中の湯18:05発のバスですが、この時期4時半過ぎには暗くなっていますので、結局そのくらいにはバス停に着いていなければならず、2時間弱真っ暗なバス停で待つことになります。なので一本前の15:05発のバスで帰ることにしました。

滞在できる時間は6時間です。

中の湯から上高地までのコースタイムは3時間ですので普通に歩くと往復するだけで終わってしまいます。

眺望が望めないトンネルや道は早歩きすることにして、昼食も行動食で済ますことで上高地での観光時間を確保しようと考えました。

 

 

わたしの住むところからは始発に乗っても7:40松本発のバスに乗るよう着く事はできませんから、松本に前泊しました。

 

今回の計画は下のとおりです。

 

1日目(土) 八王子13:29⇒松本15:37【特急あずさ】

       松本宿泊

2日目(日) 松本7:40⇒中の湯バス停9:18【バス】

       中の湯9:20⇒大正池10:30

       大正池10:40⇒河童橋11:30(左岸ルート)

       河童橋11:50⇒小梨平12:00

       小梨平・河童橋周辺を散策 12:30

       河童橋12:30⇒大正池13:30(右岸ルート)

       大正池13:40⇒中の湯14:40

       中の湯15:05⇒松本16:18【バス】

       松本17:20⇒八王子19:36【特急あずさ】

       【】がない箇所は歩きです。

これは夏のコースタイムで計画を立てました。冬は雪があり歩きにくいことや汗をなるべく書かないようにすべきということもあるので本来はもう少し余裕を持って計画すべきだと思います。

 

 

 

1日目

無事松本につきました。あずさはかなり空いていて快適でした。

飛行機に比べると新幹線や特急電車は座席の感覚が広いですし人も少ないことが多いので快適です。

 

16時前につくことができたので、ホテルにチェックインし荷物を置いてから市内観光に出かけました。

 

松本市内からの北アルプス

町から北アルプスが見えるなんて素敵です!

わたしの住む町からは山が何も見えませんので羨ましいです。

 

時間がありましたので松本城も見学することにしました。

北アルプスを背景にしてしまう松本城があまりにも立派だったからです。

松本城です

 

天守に入れるのは17:00まで、チケットの販売は16:30までです。ぎりぎりセーフでした。チケットは700円です。

天守の中は階段がかなり急でご高齢の方やお子さんは大変そうでした。大きいところでは1段40センチくらいあったのではないかと思います。階段の写真は撮影禁止でしたので撮れませんでした。

 

松本城の狭間(銃を出す穴、サマと読みます)から北アルプスが見えます。

当時の武士もこうして北アルプスを見たのでしょうか。

狭間からの北アルプス

 

銃や大砲などしっかりした解説とともに展示されており見ごたえがありましたが、残念ながら閉場まで時間があまりありませんので、速足で最上階まで往復しました。

 

 

その後明日の朝ごはんと行動食(昼ご飯)にするパンをパン屋さんで買い、そばを食べホテルに戻り早々に就寝しました。

パンはこちらで仕入れました。

tabelog.com

 

食べログ評価はあまり高くないですが、美味しいパン屋さんでした。

特にメロンパンラスクが甘くてカリカリで行動食に最適でした。

 

上高地で食べたメロンパンラスクです

 

 

2日目

6時過ぎ起床

上高地トレッキングの日にこんなに遅くまで寝ていられるなんて・・・前泊してよかったです!

 

無事にバスに乗り、、

 

9:15 中の湯到着

中の湯ゲート

ちなみにこのバス停は「中の湯」ですが、中の湯温泉はここから30分くらい登った先にあります。ここには売店と秘湯?(離れの温泉でしょうか)があります。

中の湯の『秘湯』です。本館はずっと先です

 

 

時間があまりありませんので、ついて早々に出発します。

このゲートには冬季にも使えるお手洗いもあります。同じバスには1パーティいらっしゃいました。

 

釜トンネルは事前の調査から真っ暗でヘッドライトが必要と聞いていたので、バス内でヘッドライトを装備してきましたが、わたしが通過したときは照明がたくさんついていて、必要ありませんでした。

全長1.2km超あります

釜トンネルはずっと登りで勾配は11%くらいあります。

結構大変ですが、上高地での滞在時間を確保するため、速足で駆け抜けました。

 

9:37釜トンネル通過

釜トンネルを出ると焼岳がちょこんと見えました。

山頂だけ少し見える焼岳

次は上高地トンネルです。

こちらは500mくらいですし、アップダウンがあるので楽です。

上高地トンネル内部

 

上高地トンネルの出口が鋭角で現代的でした。

釜トンネルはこんな形状ではありませんでしたが、なぜでしょうか?

上高地トンネル出口(上高地側)

 

 

トンネルを出て少し歩くと・・・

9:50 穂高連峰が見えました!!

穂高連峰です

夏に蝶が岳から見たことはありましたが、雪化粧をした穂高は初めてです!きれいです!感動しました!!

この記事はこの先もこういった穂高連峰の写真をたくさん乗せることになるので注意してください。

 

西穂高はたくさんピークがあるのでジグザクしていますね。

 

9:56 大正池到着

快晴で風も少ないので暖かいです。

そして絶景です。

大正池からの穂高です

良いペースで来れています。このまま進むことができれば小梨平周辺をゆっくり散策できるかもしれません。

ちなみにここまでは全く雪がありませんでした。

この旅行の本来の目的は上高地観光ではなくアイゼン歩きの練習です。でも雪がないのでいまだ装着していません。

大正池から先は少し凍結していたり雪がついているところがありましたが、全然アイゼンは必要ありません。スニーカーでも通過できそうなくらいです。

 

サルの足跡はよく見かけましたが、これは何の足跡でしょうか

何だかよくわからない足跡

見返した今になっては多分登山靴でない靴を履いた人の足跡だと思いますが、現場では人にしては踏み込みが浅いし二足歩行にしては左右の幅が全然ないし、何の足跡だろうと考えこんでしまいました。

 

10:38 上高地バスターミナルに到着

冬の上高地バスターミナルです

夏はここをたくさんのバスが行き交い、たくさんの人が降り立ちますが、冬は一人もいません。この穂高明神岳も独り占めです。

 

少し歩くと河童橋です。

河童橋

この河童橋の前にある五千尺ホテルがこの景色をYouTubeでずっとライブ配信しています。

www.youtube.com

わたしもこのライブ配信をよく見ていますので、カメラに向けて大きく手を振りました。

 

 

少し歩いて小梨平キャンプ場につきました。

どこからがキャンプ場なのかはよくわかりませんでした。

11時頃つくことができましたので、ここで少し休憩にしたいと思います。

 

パン屋で買ったアンパンとお湯で休憩にしました。

このボトルはサーモスの山専用ボトルです。とてもいい設計で気に入りましたので、後日記事にしたいと思います。

パンとボトルと穂高連峰

 

休憩場所の近くに野良の額縁が設置されていました。

 

額縁です

 

 

この上高地トレッキングの中ではほとんどずっと穂高連峰か焼岳を見ていましたが、ここから見る穂高連峰が一番きれいでした。

 

さてここで山行の楽しみの一つでもある山座同定タイムです。

ここから見える景色はこういった感じ。

一番右の雪があまり積もっていない手前の山は明神岳です。明神岳はピークが5つある山で、最高点は2931mです、が、ピークが映っていません・・・すみません・・・

その奥に前穂高岳があるのだと思いますが、残念ながら明神の陰に隠れて見えません。

 

そして雪がついた奥の山のうち、写真真ん中にあるのが奥穂高岳(3190m)です。この標高は富士山、北岳に続いて第3位で南アルプス間ノ岳とタイです。距離的に間ノ岳と奥穂高はかなり離れているのにちょうど同じ標高になるとは、すごい偶然ですよね。ちなみに2位の北岳も3193mですので、結構近いです。

この次の5位は登山者憧れの山、槍ヶ岳で3180mです。

奥穂高岳から左に進むとギザギザしていますが、あの辺がジャンダルムなど通過困難箇所が多く連なり、端が多分西穂高の独標かなと思いました。

西穂高岳の標高は2909mと穂高では一番低いですが、ロープウェイがあることもあって、特に冬の時期は登る人が多いような印象があります。

 

こうして景色を眺めに眺め、網膜に焼き付けて帰路につきました。

帰りは右岸ルートで、行きと違い結構雪が積もっていましたので、アイゼンの練習も出来ました。

 

13:19 大正池到着

大正池から見る焼岳

この先に焼岳の絶景スポットがありました。

焼岳の絶景スポット

「いやいや、上の写真と何が違うんだよ!」と言われそうですが、、重機がなかったり距離感だったりここが一番良かったと感じたのです・・・

 

そんなこんなで歩き続け、

 

14:30 中の湯バス停到着

無事帰ってくることができました。

今回も無事終了です。

 

心残りを言うなら、松本に行ったのに山賊焼き(下味をつけた鶏肉に衣をつけて揚げた料理)が食べられなかったことです。信州の山賊焼きも釧路のザンギもから揚げも全部大好きです。

 

特急あずさの出発まで40分くらい時間がありましたので、松本ハイボールバーというところでフライドチキンを食べハイボールを頂きました。山賊焼き欲は満たされませんでしたが、美味しかったです。

山賊焼き(フライドチキン)

 

 

それでは今回はここまでです。

ありがとうございます、お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北岳に滑り込んできました【二日目】

前回の記事の続きです。

⇓前回

taiyoro.hatenadiary.jp

 

 

午前2時頃、風の轟音で目が覚めます。

 

轟音が過ぎるのでもしかしてテントのフライシートが飛んで行ってしまったのかな?と外を見るとわたしのテントはしっかり風に耐えていました。中国製テントも侮れません。

わたしが使用しているテントは⇓です。

mobigarden.jp

よしよし・・と思って再度眠りました。

 

ちなみにシュラフはNANGA オーロラライト750DXです。快適温度-8度・下限温度-16度です。

nanga.jp

この日の最低気温は−7度でしたが、速乾Tシャツのみで全く寒くなく過ごせました。

コットはヘリノックスのライトコットですが、こないだ平地でのキャンプで使ったとき底冷えを感じました。前に使っていたコットは真冬に寝ても底冷えを感じることはありませんでしたので、ヘリノックスの方が布が薄いんだと思います。このため今回北岳にはエアマットを持っていきました。エアマットの効果は絶大で、テントはもちろん外で星空を眺めているときも底冷えは全く感じませんでした。

試しにエアマットを外してみるととっても寒かったです。

今回よく眠れましたので、キチンとインナーダウンやフリースなどを着れば厳冬期の冬山でも問題なく眠れるのではないかな?と思いました。

 

5:00頃起床し外に出てみると、、明らかにポールが折れたテントがいくつかありました。。。下山中話した方も深夜テントのポールが折れてしまったとおっしゃっていました。そして朝になった今も爆風です。

ハイマツの陰に張ってほんと良かったです。

朝日を見て軽くカロリーメイトを頂きまして、コーヒーを飲みながら今後の計画について考えます。

朝の北岳山荘からの眺めです

ハイマツ帯と雲海と山脈です、綺麗ですね。

 

本来であればここにテントを張ったまま間ノ岳までピストンする予定です。でもこの爆風の中テントを残すのは少し不安です。では片づけて荷物だけおいてピストンしましょうか?この強風で、間ノ岳方面は北岳よりだいぶ凍結しているように見えます。

片道1時間弱のコースですが足を滑らせ風に飛ばされたら・・・

 

 

 

計画変更です!片づけてもう帰りましょう!!

一度起きたとはいえしっかり寝られて体力も回復した上、風以外は天気も良かったので計画変更は悔しかったですが、安全のために帰ることにしました。

 

7:20頃 北岳山荘出発

登るときは肩の小屋経由のルートで登りましたが、下りは八本歯のコル経由のルートです。こちらのほうがはしごや岩稜帯が多いそうです。テント泊の荷物を背負って岩稜帯を通過するのは不安でしたが、そのうちテント泊を背負って岩稜帯を通過しなければ登頂できない山に登ることもあるでしょうから、経験のためにこの道を通ろう決めたわけです。

 

北岳山頂/八本歯コルの分岐までは稜線を歩くのですが、ここの風が強くて歩くだけで精一杯でした。風も冷たいですし下山の中ではここが一番つらかったです、下山の時に話す方皆さん「稜線大変でしたね・・・」とおっしゃっていました。

 

分岐をしばらく進むと山の陰に隠れて風は止みました。

ここからは山肌をトラバースするような道が続きます。

先のほう、道が壊れているように見えるかもしれませんがしっかり安定した道です。風もないので不安は全くなく通過できました。

 

八本歯コルから先は岩の斜面を降りることになります。

そしてここは日陰です。つまり・・・

凍結しています!

カッチカチのガチガチです。

チェーンスパイクなんて全く入りません。写真ですと凍結箇所が少なく見えますが、実際は結構凍っていて、どこもツルツルです。

どうしたものか考えていると、後ろの方から「チェーンスパイクは入らないだろうから、登山道をそれて脇の凍結していない道を通った方がいい」と助言を頂きその通り歩きました。脇道は浮き石が多いところでしたので何度か足を取られましたが、無事通過できました。テント泊装備と浮き石道は相性が悪いですね。

 

正規の登山道に戻るあたりでご助言頂いた方が休憩しておられました。「おかげさまで通過できました!ありがとうございました!」と言うと、「そこの沢の水がとても美味しいですよ」と。

そうです、ここは北岳南アルプスです!南アルプスと聞いて登山をしない方が真っ先に思い浮かぶのは南アルプスの天然水だと思います。

ではありがたくわたしもいただきます。

見るからに美味しそうです。

一杯すくって飲んでみると・・・

とっても美味しいです!利尻島で飲んだ甘露泉のように甘い!というわけではありませんがまろやかです。

きっとこれでコーヒーを淹れたらとても美味しいです。プラティパスに水を2Lきっちり入れて持ち帰りました。

プラティパスというのは水を持ち運ぶための強いビニールです。

水を入れない時は小さくできるので登山の時はとても便利なのです。

プラティパスはこんなものです

・・・といっても実はわたしが使っているのはプラティパスではありません。

エバニューのウォーターキャリーという似たものです。

わたしが使ってるものです

でもこれのことをプラティパスと呼んでいます。

エバニューのほうが値段が安く、プラティパスと同じくらい丈夫で、小さくたたむためのゴム紐がついていて、キャップをなくしたときもペットボトルのキャップで代用できるとのことでしたので、こちらを買いました。

 

9:50頃 白根御池小屋到着

やっぱり下山のほうがスピーディに下れます。

浮き石の多い下山は苦手なのですが、それでもコースタイムどおりで歩けて良かったです。

 

少し休憩しました、登りの時に出ていたアイスの看板は出ていませんでした。

 

白根御池からは樹林帯です。

特に通過困難箇所はありませんので本来であればスイスイ進めるはずです。でも足が疲れていますのでペースが上がってないような気がします・・・テント泊装備を持って練習に丹沢山系を縦走したときはもっと標高差も距離もありましたが、こんなに辛くありませんでした。

帰りのバスは10時・11時・12時と一時間刻みで出発し、12時の次は14時40分です。何とか12時までのバスに乗りたいなと思っていました。白根御池から広河原バス停までのコースタイムは1時間55分ですので、12時のバスには乗りたいと思って気持ちは急いでいました。あまり遅くなると中央道が混むかな、と思ったためです。

 

11:10 広河原到着

広河原から北岳を見上げます

コースタイムより早く着くことができました。これで下山完了ですので、もう遭難する心配はありません。12時のバスにも間に合いました!

あとは事故なく運転して帰るのみです。

時間がありましたので、紅葉の写真を撮ったりコーラを飲んだりしました。

紅葉です、青空とのコントラストがきれいです

本当は広河原山荘でお昼ご飯を食べようかと思いましたが、乗り合いタクシーが11:45分くらいに出発するとのことでしたので、ご飯は芦安についてからのお楽しみにしたいと思います。

乗り合いタクシーです

車酔いもしませんでしたし、荷物を膝に乗せる必要もなかったので楽でした。

乗り合いタクシーは芦安⇔広河原のマイカー規制区間を走りますがここはすれ違いが困難なところが多いです。でも工事車両のダンプカーやバスとよくすれ違います。

こんなすれ違いわたしはできません。

プロの技です・・・

乗り合いタクシーがトンネル内でバスとすれ違いました

 

こうして芦安に無事たどり着き、ここから自宅まで帰り着きました。

今回の山行も無事完了です!

初の南アルプスでしたが雄大で、どこまで見ても山脈が続いており一泊ではもの足りない!と思いました。

次回は仙丈ケ岳か甲斐駒に登りたいです。

 

 

そしてここからは今回の山行の反省会です。

反省ですが、良かったな、と思ったこともありました。

 

 

良かった点

〇テントの設営場所を選ぶ際、風が弱いことを最優先にした

前回の北アルプスでのテント泊では場所を決めるための要素が多いことから選びきれず適当な場所に設営しました。

結果、風が強くてテント崩壊の不安がありました。

なので今回は景色がいい、トイレに近い、人の通り道から遠いなどの条件は後回しにして、風が弱いことを最優先にしました。

これがよかったです。テントが壊れても基本的に修理してもらえますが、その山行は帰らざるを得ません(小屋泊に切り替えるという方法もありますが・・・)。今回も予報では15mくらいとそれほど強い予報ではありませんでしたが、実際は相当な暴風でした。風速15m/sというのは平地では強い風ですが、稜線では普通のようです。

景色はもちろんテントから見えれば気分がいいですが、景色が見たいときは移動すればいいと思います。実際夕陽も朝日もテント場から出て少し高くなっているところから眺めました。

次回以降も風が弱いことを条件に場所を決めようと思います。

 

〇エアマットを持っていった

底冷えを防ぐためにはエアマットが大事です、エアマットとナンガのおかげでTシャツ一枚で寝ることができました。たくさん着込めばもう少し少ない荷物でもいいかもしれませんが、服は薄いほうが快適に眠れますよね。わたしだけでしょうか?

エアマットはR値など全然気にしておらず、ただのビニールの空気を入れるだけのマットですので空気を抜けば全然かさばりません。今回はコットの袋に一緒に入れていきました。

次回以降も0度を下回る可能性があるときは持っていこうと思います。

 

〇コースタイムに余裕をもって計画を立てた

日帰り登山の時はコースタイム×0.6くらいで歩いていますので、前回北アの時は(テント装備を担いで登るの距離は少なかったですが)かなり長めのコースを設定しました。

でも今回は短め、少し早い人であれば一日でピストンもできる距離を二日で歩く計画にしました。

前回までは自分の体力を過信しすぎていたんだと思います。今回例えば間ノ岳の先まで一気に歩くような計画を実行していたら(それも計画の時候補に挙がりました)きっと歩き切れていなかったと思います。なぜか今回は疲れました。

こういうことがあるので、コースタイム×0.6で計画を立てるようなことは次回以降も避けたいと思います。

 

 

ここからは悪かった点です。

悪かった点

〇オーバーグローブを持っていかなかった

今回持っていったのはモンベルの防風性と通気性を両立し、裏が起毛している薄手のグローブです。

これは店員さんにも行動中に使うものですと言われた通り、滑らず行動中は良かったのですが、テントを設営し休んでいるとき手がかじかんでしまいました。まだ今年も行こうと思ってますので、オーバーグローブを買っていきたいと思います。

 

〇エアマットの袋をなくした

見出しのとおりです・・・

失くしてしまいました。結局コットの袋に一緒に入れるので構わないのですが、山を汚すことにもなるので反省しています。

 

〇おつまみを持っていかなかった

テントを設営してビールを飲むのは皆さん至福の時間だと思いますが、ここでしょっぱいおつまみがないとテンションも上がり切りません。

小屋で柿の種でも買おうかな、と思ったのですが、北岳山荘は食事の提供を終了していたこともあり、しょっぱいおつまみは何も売っていませんでした。わたしが持ってきたのはカロリーメイトなどの行動食とパスタ・カレーです、ビールのおともになるものは何もありませんでした。

次回は小屋に頼らずおつまみを持っていきたいと思います。

 

 

 

また、北岳は標高日本二位の3192mということもあって高山病が不安でした。

でも富士山に登った時に高山病の症状が現れたのが3300mくらいからでしたので、大丈夫だろうと考えていて、実際頭痛や吐き気などの症状は出ませんでした。

富士山に登った時の記事はこちらです。

taiyoro.hatenadiary.jp

いつもより疲れたのは高山病の初期症状だったのでしょうか?テント泊装備によるものだったのでしょうか?わかりません。

 

今回のyamapの結果です。

 

では今回はここまでです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしが好きなおつまみはカラムーチョスティックです。ビールに合いますよね。

スナック菓子は手が汚れるのが嫌なので箸で食べますが、普通のカラムーチョより箸でつかみやすいのでスティックのほうが好きです。

 

 

 

 

 

 

 

北岳に滑り込んできました【一日目】

11/3(金)~11/4(土)、北岳に登ってきました。標高は3192mです。

北岳に登るときのルートで一番一般的なのは広河原登山口から登頂するコースです。広河原はマイカーではアクセスできませんので、公共交通機関を使われる方は甲府駅、マイカーを使う方は芦安駐車場からバスまたはタクシーを利用してたどり着くことになります。しかしバスの運行は11/5(日)で最後なのです。なので滑り込みですね。

 

登山計画は

1日目(金) 自宅⇒芦安駐車場【車】

       芦安駐車場(7:50発)⇒広河原(8:50着)【バス】

       広河原⇒肩ノ小屋⇒北岳山頂⇒北岳山荘【歩】テント泊

2日目(土) 北岳山荘⇒間ノ岳【歩】

       間ノ岳北岳山荘【歩】 

       北岳山荘⇒八本歯のコル⇒白根御池⇒広河原【歩】左俣ルート

       広河原⇒芦安駐車場【バス】最終バスは16:40なのでそれまで

       芦安駐車場⇒自宅【車】

日程 移動距離 標高差(登/下) 宿泊地 値段
1日目(金) 6.4km 1,753m/371m 北岳山荘(テント泊) \1,100
2日目(土) 10.8km 677m/2,059 - -

 

北アルプスに行ったときよりも軽い道のりです。

taiyoro.hatenadiary.jp

 

 

 

4時半ごろ 自宅(神奈川県)を出発

ガソリンがあまり入っていなかったので中央道のSAで給油しました。談合坂です。

 

登山道入口までの道のりは険しいことが多い気がしますが、芦安駐車場まではきっちり舗装されていまして暗い時間でも問題なくたどり着けると思います。

 

 

7:20頃 芦安駐車場到着

駐車場は4つくらい?ありますがバス発車場に一番近い第一駐車場に止めました。この時間でも何台か空きがありました。第一以外はガラガラでした。

2023/11/3(金・祝)7:20頃芦安第一駐車場

芦安駐車場

良い感じに紅葉していてきれいです。

 

第一駐車場の向かいにある建物の一階にバスのチケットを買うところがあります。ICカードを使う人はチケットを買う必要はありませんが、マイカー規制協力金(300円)のみ現金で買う必要があります。協力金と言っていますが、バスに乗り込むとき協力金の領収書を確認されますので、実質強制的に払うことになります。

ちなみに乗り合いタクシーのほうはわたしが準備を済ませたタイミングでちょうど出発してしまいました。

乗り合いタクシーは何時に出発ということが特に決まっておらず、乗りたい人が定員の9人集まると出発するというシステムのようです。

料金は↓です。

バス・・・1450円+300円(協力金)

乗合タクシー・・・1500円(協力金含む?領収書はもらっていませんが別途払う必要はありませんでした。タクシーの場合は免除なのでしょうか。)

 

バスは荷物を抱えて乗る必要があります。乗車時間は1時間くらいありますので結構これが大変ですが、タクシーは後ろの荷台に乗せさせてもらえますので抱える必要はありません。バスは酔ってしまいました・・・帰りはタクシーで帰りましたが酔いませんでした。

タイミングが合えばタクシーのほうが良いなと感じました。

 

 

8:50頃 登山開始!

広河原登山口

快晴です。

天気予報では明日の午後から雲が出てくるようですが、今日は一日通して快晴で、風も弱い予報でした。

快晴ですし北岳登山最終週なので登山者は相当多いかなぁと思っていましたが、一緒に登り始める人はあまりいませんでした。

多くはわたしが乗ってきたバスよりも早い便で来るようで、結構進んだ先には団体さんなどいらっしゃいました。

 

10:40頃 白根御池小屋到着

白根御池です

少し休憩しました。小屋ではアイスが名物なのか看板が出ていて、食べている人も多かったです。

テントは10張りくらいありました。

前日白根御池まで来て、北岳までピストンする方が多いようです。

この白根御池から北岳に登る際にルートが草すべりコース、八本歯経由コースに分かれます。今回は登りでは草すべり、下りは八本歯経由コースとしましたので草すべりコースを進みます。

草すべりです、今は草がないので茎すべりですね



噂通り結構な急登です…

白根御池までも急登でテント装備が重く辛かったですが、こちらはさらに辛く感じました。樹林帯は眺望もあまりないのでひたすら登り続けます。

 

11:20頃 樹林帯を抜けんとしています。

この樹林帯の終わりかけが好きです。最後の木に一礼して先を急ぎます。

 

仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳がとても綺麗です。

奥に見えるグレーの筋が入っている山が仙丈ヶ岳です

一番高いのが甲斐駒が岳です

 

仙丈ヶ岳南アルプスの女王と呼ばれるだけあり気品と高貴さを感じます。甲斐駒ヶ岳の別名は存じ上げませんが仙丈ヶ岳と対比的に荒々しさを感じました。

 

北岳に続く道です。

こう見るともうすぐに見えますが、まだコースタイムでは一時間以上あります。

 

12:30 北岳肩の小屋到着



休憩されている方が結構いらっしゃいました。小屋は既に今年の営業を終了していますが、テントは何張りかありました。

写真だけ撮ってすぐ出発すると…

 

鳥がいました!!

か、かわいい・・・



ここは標高3000mを超えていて、動物を見ることなんてないと思っていました。これは雷鳥でしょうか?

あまり逃げなかったですし可愛かったので何枚も写真を撮りました。




この辺から雪が増えてきました。

でも乾いた部分もありますので、踏むところを選べばチェーンスパイクなしで通過できます。わたしは装着しませんでした。

 

13:30 北岳登頂!!!

山頂!!



もうヘトヘトです。もしかすると筋肉痛になるかもしれません。テント装備の軽量化を検討したいです。

 

でも…絶景です!!

富士山も見えます

仙丈ヶ岳さんと甲斐駒が岳くんのコラボです




雲一つなく風もない絶好の山頂時間です。

 

今回はアンパンではないパンを持ってきました。好きなオギノパンを買って冷凍しておいたのですが冷凍庫に忘れてきてしまったので、芦安近くのデイリーヤマザキ仕入れました。

シャウエッセンを使ったソーセージパンです。ザックの中に入れてましたので潰れていますが、美味しくいただきました。

本日の山頂パン



1時間くらい休憩して、本日泊まる北岳山荘に移動しました。

ハシゴや浮き石が多いところがありますので注意して通過しましょう。

北岳から間ノ岳の間は標高3000mを超える稜線を歩きますので、「天空の散歩道」と呼ばれています。その名に恥じない絶景です、ヘトヘトでしたがすっかり気分が良くなって歩きました。

北岳から間ノ岳をたくさん眺めました



14:50 北岳山荘到着

山荘の看板は見つかりませんでした。

混んでいる場所です

空いている場所です

混んでいるところと空いているところがありました。混んでるところは一段高いところでしたが眺望は変わりません。グループでしょうか?

北岳山荘は山荘の東側と北側にテント場があります。わたしは前回の蝶ヶ岳でのテント泊の経験から風が弱いところを選ぼうと思い、小屋番さんに風が弱いところがあるか?と聞きました。特に風が弱いところはないが、東側のハイマツの陰などは盾になって風が弱いかもしれないとの話でしたので、その通りハイマツの陰に設営しました。

 

プライベートサイトみたいで素敵です!

本日の宿泊地

小さいですが、山岳テントなら余裕で張れます。

このテント場もペグはある程度刺さりましたのでガツンと打ち込みました。

 

ところで、わたしはテンマクデザインというWILD-1のプライベートブランドのテントを買ったときに付属していたアルミペグを使っています。山に持っていっているのはモビガーデンのテントですが、こちらのペグは見るからに貧弱で頼りなさげでしたので、テンマクデザインのペグを使っているわけです。

いくら丈夫とはいえアルミペグですので石でガンガン打ち付けていると潰れてきますし、地面の石に当たってしまえば曲がります。

平地でのキャンプの時は鉄製の鋳造ペグを使用していますが、これはあまりにも重いので山に持っていくのは不可能です。

軽さと丈夫さを両立できるペグを探しています。軽くて丈夫な金属といえばチタンですが、ペグにしては値段が高いです…

ワークマンで販売されているらしいチタンペグは一本399円のようですので、これなら何とか手が届きます(とはいえ10本は必要なので4000円です。)。でもワークマンでチタンペグが売ってるのを見たことがないです。通販でもいつも売り切れです。https://https://workman.jp/shop/g/g2300066167012/

良いチタンペグを探しています…

 

今回持参したご飯は

〇パスタ(カペッリーニ)2食(明太子・ジェノベーゼ

レトルトカレー1食

です。前回のテント泊の時に作ったパスタがあまりに美味しくなかったので再度チャレンジしようと考え、パスタを2食持ってきました。

ですが! お腹が空いていません・・・

 

今回の登山が辛かったので行動食をたくさん摂ったせいです。。。すみませんが高所パスタチャレンジは次回に持ち越しです。

テントを設営したあとはビールを飲んだり景色を見たりゆっくり時間を過ごしました。

 

確か小屋の掲示では日没は17:20となっていたような気がしましたが、もう少し早いんじゃないかな?と思い外で待機していると、16:54頃に日が沈みました。

沈む夕日です

幽玄で素敵です・・・

夕陽を見た後は夜ごはん、カレーです!!

なぜ頑なにパスタを食べないのかというと、カレーはレトルトなので今回食べなくてもいいのですが、ご飯は普通に家で炊いた冷凍ごはんなのです。夜時点で気温は0度くらいでしたので、腐ることはないかもしれませんが重さを減らすためにも食べる必要がありました。あと、普通にカレーが食べたかったです。

湯煎していただきましたが美味しく食べられました。

 

そのあと、星を見ました。

星空を見るためにもコットを持ってきたのです!地べたに寝られるのは最高です。椅子に座って星を長時間見ていると首が痛くなります。

スマホで撮りましたので、きれいではないですが、星空の写真を撮りました。

galaxyS22 シャッター30秒

天の川も流れ星も見られました。

いい気分で眠りにつきました。

 

では今回はここまでです。

 

2日目は別の記事に書きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。お疲れ様です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

百人一首の好きな句をひたすら列挙します①【第一句・二句】

百人一首も含めて和歌が好きです。

文字を読むだけですが、リズムが取れる歌が多いですし言葉の意味が分かりさえすれば細かい文法がわからなくても情景が思い浮かぶからです。

 

百人一首を選んだ藤原定家(歴史上では”さだいえ”と読まれることが多いですが、和歌を語るうえでは”ていか”と読めれることが多いです。)は平安末期から鎌倉初期までの時代を生きた歌人でありとても偉い役人です。詳しい解説はWIKIに譲るとして、百人一首を語るうえで重要だと思うのは、後鳥羽上皇に仕え承久の乱を経て定家の近親者が権力者になったことからさらに偉くなったということです。

 

定家は百人一首のほかに「新古今和歌集」「新勅撰和歌集」を編纂しましたが、これは公的な和歌集でしたので政治的配慮から以前仕えた後鳥羽院・弟子であった順徳院(承久の乱の後でしたので二人とも流されていました。)両人の和歌を入れることができませんでした。

 

定家の息子の嫁の父に依頼され、私的な和歌集として編纂されたのがこの小倉百人一首です。もっともこの依頼は和歌集を編纂してくれ、という依頼ではなく、別荘に張る色紙を書いてくれ、という依頼でした。この別荘が小倉山にあったことから「小倉百人一首」と呼ばれるようになりました。

この依頼をいいことに定家は優れた歌人であった後鳥羽院・順徳院の歌を入れた百人一首を作成しました。定家自身も優れた歌人でありましたので、百句を選ぶくらい分けないのですが、どうも彼は字を書くのはあまり好きでなかったようです。

色紙を送るときも

もとより文字を書くことを知らず・・・極めて見苦しき事といえども、なまじいに染筆してこれを送る(明月記(定家の日記です)より)

と書いています。「なまじい」というのは無理してという意味です。相当自信がなかったようです。

 

この時定家が書いた色紙は現在でも残っているものがあり、東京国立博物館で見ることができます。そんなに悪筆だとは思いません。文化遺産オンラインでも見られますので、ぜひご覧ください。

bunka.nii.ac.jp

 

蝉丸の読んだ第10番です。これも好きな句なので後ほどご紹介します。

 

では長くなりましたが、好きな句を列挙していこうと思います。

 

秋の田の かりほのいほの 苫をあらみ

わが衣手は つゆにぬれつつ(第1番)

秋の田んぼの近くにある稲が荒らされないように見張る庵(ぼろい小屋のこと)の天井の屋根が荒いので、衣手(服の袖)が濡れてしまう

 

いきなり1番です。

これは天智天皇の句とされていますが、天智天皇が読んだものではないようです。天智天皇が生きたころの歌風とは異なり、万葉集に詠み人知らずとして掲載されていることが根拠のようです。

 

まずこれの好きなところは上の句のリズムです。「秋 かりほいほ 苫をあらみ」と”の”が続くので読んでいて気持ちがいいです。

また、「かりほ」は”刈穂”と”仮庵(かりいお)”がかかっています。

「秋の田の刈穂」なんて言うと黄金に輝く風になびいた景色が思い浮かびますが、その横では露に濡れた人が憂いているという歌です。シニカルで素敵ですね。

百人一首は恋の歌があまりにも多いです。百人一首に限らずほかの和歌集も恋の歌が多いので、恋がテーマではない句はそれだけでなんとなく好きになってしまいますね。

 

次です。

 

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の

衣干すてふ 天香久山(第2番)

春が終わり、夏が来たようです

天香久山には白い衣が干されているのだろうなぁ

 

第2句です。

全然進んでいません。

この歌の好きなところは情景であり背景であり技巧的な部分です。

詠み人は持統天皇です。有能冷血女帝として描かれることが多いですよね。

 

そんな女性が公務を行う藤原京から眺める天香久山奈良県大和三山の一つ、標高は153m)に夏の風物詩なのでしょう白い衣が干される姿を思い浮かべる。という歌です。

 

おや?と思いませんか?春が終わり夏が来たことは予想するまでもなく分かりますし、藤原京から天香久山を見ることができますので白い衣が干されているかも見えるでしょう。

 

なんで「夏きにけらし」「衣がほすてふ」と〜だろうといった書き振りになっているのでしょうか。

「夏きにけらし」は「夏+きにけり(来たんだなぁ)+らし(らしい)」です。

「衣ほうてふ」は「衣手+干しているんだろうなぁ(伝聞)」です。

 

もともとこの歌は万葉集に出ていたとき、「春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山」となっていました。

夏に関しては(来たようだ)のままですが白い衣については(干してある)と断定的な言いぶりですね。

 

これ、誰が変化させたかというと定家さんです。平安末期には断定的な物言いを避け、幽玄的な口調が美しいとされたので、定家が変えてしまったのです。

こういった価値観を押し付けて他人の(死者とはいえ)作品を改ざんするのは良しとできません。

とはいえ実はわたしは定家の編集後のほうが好みです。確かに万葉集の方は情景がより鮮明に浮かびますが、一度天香久山での風俗を考えてみましょう。

衣が干されているということは濡れたということですよね。濡れた理由は単純に洗濯をしたのかもしれませんが、天香久山には神様(すみません、名前を失念しました、調べてもわかりません〇〇明神だった気がします。)がいて、人に水をかけて誠か嘘か見破るという言い伝えがありました。

天香久山には天香久山神社がありますから、修行する乙女はこの神の水に衣を浸して濡らしたのでしょう。

これを乾かす風景こそ藤原京に夏の訪れを告げるきっかけだったのではないでしょうか。

定家もその当時の持統天皇に思いを馳せて改ざんしたと考えると歴史が詰まっている分後者のほうが素敵に思えませんか?

 

もしかしたら全然関係ないかもしれませんが、断定的な物言いを避けている歌ですのでなんとなく許してください。

 

今回は以上です。読んでいただきありがとうございます。

お疲れ様でした。

 

 

 

 

登山の話ですが、こないだ大倉から蛭ヶ岳までピストンしてきました。

森林限界は超えてませんが、稜線は素敵ですね。

山頂アンパンは潰れてませんでしたので、昼ごはんに食べた蛭ヶ岳山荘名物のひるカレーのデザートにいただきました。

最近全然オギノパンが食べられてません。

今週末は北岳に行く予定なので、絶対にオギノパンを持っていきたいです。

 

つ、ついに北アルプスに・・・2日目・反省【蝶が岳・常念岳】

おはようございます。

前回の記事

https://https://taiyoro.hatenadiary.jp/entry/2023/10/09/221812

からの続きです。

 

2日目(快晴)

ギリギリ日の出前の5:20頃に起きられました。この時間にはほとんどの方が起きて準備をされていましたがみなさんマナーがよく、音で起きることはありませんでした。

 

普段はamazonECHO(スマートスピーカー)の目覚ましで起きていますが、外泊の時はスマートウォッチの目覚まし機能で起きています。手首につけた時計が震えて起こしてくれます。

知人から聞いた話ですが、人間が起きるときは心臓より遠いところからの刺激で起きるほうが気持ちよく起きられるらしいです。つまり寝ているとき肩を持って体をゆすられるよりも手首や足から揺すってもらうと良いようです。

 

日の出前の穂高連峰です。

例によって日の出前から明るいですね。

 

テント内でモバイルバッテリーをしまうなど撤収の準備をしているうちに日の出の時間が近づいてきましたので外に出ます。

 

日の出の時刻になっても雲が少し出ていることから太陽さんはなかなか姿を見せてくれません。

 

小屋泊・テント泊の人みんなで日の出を待っています。

雲も鮮やかに赤く染まり景色を彩っています。なんて素敵な時間なんでしょうと思いました。

 

太陽さんが出てきました。神々しいです。

以前富士山に登った時わたしは日帰りしか時間が取れませんでしたので、山頂でご来光なんて考えもしませんでしたが、推奨されない弾丸登山をしてでもしてでも山頂でご来光を見たい理由が少しわかりました。

日が昇るのを見ると次は皆さん西側へ向かっていきます。

 

モルゲンロートを見るためです!

綺麗です。

この景色に今まで何人の方が感動したのでしょうか。

 

ちなみにモルゲンロート(Morgen Rot)というのは日本では山頂が朝焼けに染まる姿のことを指しますが、元はドイツ語で「(山に限らず)朝焼け」のことです。

Morgen = 朝

Rot = 赤い

発音は「モルゲンロート」とは少し違います。

Morgenは「マォウグン」

Rotは「ヴォォツォ」

無理にカタカナでいうとこんな感じです。

 

 

 

 

ところで昨日から蝶が岳ヒュッテにいますが、実は蝶が岳山頂には一度も行っていません。

テント場から歩いて3分ほどのすぐ近くですのでYAMAPでは登頂したことになっていましたが、山頂標識はまだ見ていません。

 

ですので、

 

6:20 蝶が岳ヒュッテから登山開始

 

6:25 蝶ヶ岳登頂!!

登りました。

この山大好きになりました。

昨日登山中にお話しさせていただいた方に山での宿泊が初めてであることを伝えると、「山は早朝と夕方が素晴らしいから可能なら是非たくさんの山に泊まってほしい。」とおっしゃっていました。本当にそのとおりだなと思いました。

この先もたくさんの山に泊まっていきたいですが、蝶ヶ岳は初宿泊の山として記憶に残ってほしいです。

 

このあと雨風が強くなるとは思えない快晴ですが、天気予報を見てみてもやっぱり夕方から雨の予報でしたので下山することにしました。

蝶が岳ヒュッテから三股登山口に降りるだけですから、全然急ぐ必要はありません。

朝はやっぱり食欲がありませんでしたのでカペッリーニ(パスタ)は食べませんでした。

コーヒーを飲んでチョコレートを食べました。

 

 

本当に帰りたくなくてずっと山頂でうろうろしていました。

何とか理由をつけて涸沢まで行こうかとさんざん考えましたが、自分を納得させられる理由が見つからなかったので、下山することにしました。

 

さよなら北アルプス!!

 

7:40 下山開始

来た道を下っていきます。

土曜日ということもあり登ってくる方が多いです。

 

樹林帯に入ってからは眺望もありませんのでひたすら下山しました。

 

10:20 三股登山口到着

 

到着後は近くの日帰り温泉ほでーゆ~四季の郷に立ち寄り中央道をとおり帰宅です。

残念ながら北アルプスを見ながら入浴はできませんでしたが、気持ちよかったです。

 

 

長野から離れるのが名残惜しかったので諏訪湖SAで休憩しました。

諏訪湖には何度も来ていますが、八ヶ岳がきれいに見えて好きです。

雲が結構出てきましたね。結局わたしは幸い神奈川の自宅まで降られませんでしたが、涸沢は予報通り雨になったようです。

 

 

反省点

ここからは今回の山行の反省点について書きたいと思います。

 

本当に2日目で帰宅すべきだったのか

今回の山行は元々2泊3日の予定でした。

しかし2日目の夕方から3日目にかけて雨と強風が予想されていたので一日早く切り上げて帰って来ました。安全に登山するのは何よりも先んじるべきだと言うのは心得ています。

それでも、住まいが神奈川で北アルプスまでは結構距離もありますし、3連休以上は簡単に取れません。仮に取れたとしてもその連休が両方とも晴れとなると結構行ける確率は低くなります。

それに9月下旬というのは北アルプスでは絶好の登山シーズンです。夜は冷えますが防寒対策をして行けば問題ないですし、雪は降らない上登山中は汗もかきません。(とはいえわたしが行った次の週末には降雪があったようです、ぎりぎりでした。)

どうしてもこんな絶好の、せっかくの北アルプスですから、雨風が強かったとしてももう1日いるべきではなかっただろうかと思ってしまうのです。。。

 

 

パスタが不味かった

まずかったです。

先人(ゆるキャン)の教えから普通のパスタではなく細いパスタを使うべきと聞いていましたので、太さが1.3mmのカペッリーニを持っていきました。

これでもうまく茹でられませんでした。

まずいつまで経ってもお湯が沸騰しませんでした。

使用しているバーナーはプリムスのP-116フェムトです。

折り畳むととても小さくなりますので、カトラリーケースにライターと一緒にいれて持ち運んでいます。

 

こちらです。

ちなみにガス缶もこれと全く同じ物を持っていきました。

イワタニのOD缶には3種類あります。ノーマル・ハイパワー・ウルトラで、右に行くほど寒冷地での使用に適しており、わたしが持っていったのはハイパワーです。ウルトラというのは−20度以下で使うことを推奨された、公式ホームページにも乗っていなければ通販で購入することもできない幻のOD缶です。

いつかどこかで見かけたら買いたいと思います。

 

あ、話が全然関係ないことになってしまいましたが、お湯が沸かなかった話です。

バーナーは問題なく火が付きましたがいつまで経っても沸騰しません。これが沸点が低くなるということなのでしょうか。いつまで待つのもガスの無駄ですので途中でカペッリーニを投入しました。

規定の茹で時間ではまだ硬かったので数分追加で茹でましたが、芯は残り周りはグズグズでした…

帰宅後高所でパスタを茹でた方の山行記録やブログを読みましたが、皆さん美味しく食べられているようです。

そうなると不味かった理由として考えられるのは2つです。

○パスタ自体が美味しくなかった

○お湯の温度が上がりきっていなかった

1つ目に関してはたしかにいつも買っているパスタではないものにしましたが、自宅で食べてみたところ普通でした。

となると2つ目の理由が原因になりそうですね。

結構長い時間加熱していましたが、たしかに火力はそんなに強くしていませんでした。

次回の高所カペッリーニチャンスでは火力マックスでしっかりお湯の温度を上げて挑みたいと思います。

 

ちなみにパスタを茹でたあとの汁はコーンスープにして飲みました。

テントを張る向き

基本的に稜線のテント場では風が強いので、テントの形から風を受け流せるように張ります。

今回は朝9時頃風の向きを見てテントを張りお隣の山までピストン、夕方に帰ってきました。

すると…わたしのテントが横殴りの風にやられています!

困りました。

移動や向きを変えるだけのスペースはたくさんあるのですが、ある理由があって向きを変えたくないです。

 

その理由は、、、

         疲れていたからです。。

 

ということで稜線初陣の中華テントくんはいきなり過酷な状況の中、中でビールを飲む怠惰な家主を守らなくてはならなかったのです!!かわいそうです!

真面目に反省しますと、朝と夜では風向きが変わるのかもしれません。

基本的に稜線では切れてる方から逆側の切れている方へ風が流れますが、蝶ヶ岳ヒュッテのようにすぐ近くに山頂がある場合、こんな単純には考えられないのかもしれません。

次回以降のテント泊では地形全体を見て向きを決めようと思います。

 

ps.横殴りの風にも負けず1日テントとして役割を全うしてくれてありがとう!

        〈次はちゃんと張れよ!

 

反省はここまでです。

最後にわたしをなんども感動させた槍穂高連峰の振り返りです。

写真をたくさん撮りましたので、場面ごとに並べてみたいと思います。

 

撮影した順です。同じような写真が続きますので興味のない方はスルーしてください。

ヒュッテに到着し人生ではじめて見た北アルプスです。感動しました。

 

蝶槍から撮影したものです。すこし紅葉を感じる足元ですね。

常念岳から見る北アルプスです。

ここからは蝶ヶ岳からの撮影です。

日が沈みかけている槍穂高連峰です。

日が沈みきって、後ろが朱くなっています。

 

中秋の名月の月明かりに照らされる槍穂高連峰です。夜なのにくっきり見えます。

 

翌朝になり、昨夜を明るくしてくれた満月が槍穂高連峰に隠れていきます。

ちなみにこの時も日の出前です。

モルゲンロートのはじまりかけです。

完成形です!

黒と赤のコントラストが美しいです。

 

最後に

去り際の槍穂高連峰です。

きっと「また来いよ!」と言っています(言ってくれてるといいなぁ…)。

 

以上になります。

2つに渡る長い記事となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

お疲れ様です。

 

 

 

 

ちなみに、経験者は北アルプスのことを北アといいますよね。あれ、かっこいいなと思ってました。

わたしは行ったことがないのに北アと呼ぶのは変な気がしたので今まで北アルプスと言っていました。

でも!訪れました!!

なので明日からはわたしも 北ア です。

対戦よろしくお願いします。

つ、ついに北アルプスに・・・準備・1日目【蝶が岳・常念岳】

ついに行ってきました、北アルプスです。

 

メインは涸沢カールです。

例年9月下旬から10月上旬が紅葉のピークになると聞いていましたので、9月下旬に行きました。

 

登山計画

 

木曜日の仕事終わりに安曇野市街地のホテルに前乗りして宿泊、金曜朝から行動開始です。

1日目(金) 安曇野⇒三股登山口【車】

       三股登山口⇒蝶が岳【歩】 テントを設営

       蝶が岳⇔常念岳【歩】 ピストン

       蝶が岳ヒュッテ テント泊

2日目(土) 蝶が岳⇒横尾【歩】

       横尾⇒涸沢【歩】 テント設営

       涸沢⇒北穂高岳【歩】 大キレット(滑落・遭難多発箇所)見学

       北穂高岳奥穂高岳【歩】 ジャンダルム(滑落・遭難多発箇所)見学

       奥穂高岳⇒涸沢【歩】 テント泊

3日目(日) 涸沢⇒蝶が岳【歩】

       蝶が岳⇒三股登山口【歩】

       三股登山口⇒自宅(神奈川)【車】

 

日程 移動距離 標高差(登/下) 宿泊地 値段
1日目(金) 14.5km 2,570m/1,203m 蝶が岳ヒュッテ(テント泊) \2,000
2日目(土) 14.4km 2,024m/2,376 涸沢ヒュッテ(テント泊) \2,000
3日目(日) 14.4km 1,217m/2,232m

 

行程を見ると結構1日当たりの距離が長いですが、1・2日目には宿泊地にテントを設営してそれぞれ常念岳・北穂奥穂に向かう予定なので重い荷物を背負って歩く時間は少ない予定です。テント設営後は必要装備のみをトレラン用のリュックベストに入れて移動します。

 

出発までの準備

 

装備に関しましては前の記事で書いたとおり買いそろえてあります。

調理器具などはキャンプで使用していたものを流用します。

 

そういえば、登山者とキャンパーで同じものを指しているのに呼び方が異なるものがありますよね。

例えば

皿と鍋

キャンパーはクッカーと言いますが、登山者はコッヘルと言いますよね。

あとこれ

キャンパーはヘッドライトと言いますが、登山者はヘッドランプと言います。

 

わたしはキャンプから始めているので随所にキャンプ用語が出てしまうかもしれません。

 

迷ったのは食料です。

1日目昼・夜・2日目朝・昼・夜・3日目朝・昼 の7食分が必要になります。

これは結構な負担です。減らしたいです。。

 

そこで昼ご飯はカットすることにしました。カットといっても食べないわけではなく、行動食で賄ってしまおうということです。

これで3食減らせましたね。あと山荘でごはんを食べれば持っていける食料を減らせますが、万が一遭難などした時のことを考えて予定よりも多めに持っていきたかったことと、山荘で嫌な思いをしたことがあり、実際には山荘で食べるかもしれませんが山荘で食事は計画に入れないことにしました。

 

その分行動食をたくさん買いそろえました。

カロリーメイトのような食べ物が各所から発売されていましたので、食べ比べて厳選したものを持っていきました。

 

持っていく食事はパスタとドライフーズです。

パスタは標高が高いところだと水の沸点が下がり芯が残ってしまうので、細いものを使おうとゆるキャン△で言ってましたので、一番細いカペッリーニ(太さ1.3mmのパスタ)を持っていきました。

ソースはかさばらないという理由でキューピーのあえるパスタシリーズです。これは美味しくて小さいのでおすすめです。

このシリーズは今のところはずれがありませんが、特におすすめはこれです。

ミートソース

肉がゴロゴロ入っておりドミグラスが濃厚でおいしいです。

 

 

ちなみにパスタは失敗でした。

蝶が岳ヒュッテの標高は2,677mです。確かに水の沸点が低いせいか(わたしの調理が下手なせいか)全然上手く茹でられず、カペッリーニでも芯が残っているのに周りはグズグズでした。

まるで博多ラーメンの替え玉(バリカタ)を食べているようで美味しくなかったです(博多ラーメンを批判しているわけではないです!パスタとして食べるものではないという意味です。)。

 

でもカペッリーニは半分に折るとトランギアのメスティンにピッタリ収まります。

これにパスタソースを入れるときっちりスタッキングできて幸せですので、高所でのカペッリーニの茹で方について今後研究していきたいと思います。

 

1日目(1日中快晴)

安曇野市街〜三股登山口

本日の日の出は5:41です。

ヘッドライトがあるので暗いうちに登り始めることも出来ますが、そんなに長い行程でもないので明るくなってから登山を始めることにしました。

安曇野市街から三股登山口までは30分くらいかかるうえ、コンビニで水も仕入れたいので、5時前に出発です。

でも結構明るいです。

5:40三股登山口駐車場着

 

駐車場にはまだ10台くらい空きがありました。明るくなってますが平日の日の出時刻前でこれですから、休日はもっとすごいのでしょう。

 

登山開始〜蝶ヶ岳ヒュッテまで

5:50登山開始

三股登山口を始め蝶ヶ岳常念岳は熊の目撃情報が多く、駐車場に出没したこともあるそうです。

駐車場には結構人がいましたが、さっさと準備してすぐ出発しました。

今回は熊撃退スプレーを持ってきましたし、熊鈴も音が大きいものに新調しましたので準備はばっちりです。

ちなみに熊撃退スプレーは結構高いです。中身も唐辛子エキスのスプレーですしなんとなく虫除けスプレーとかと同じ感覚で買えるかなと考えていましたが、実際は10,000円以上します。

ただ結局襲われるか襲われないかは熊の気分次第ですよね。猟銃で撃たれても熊が人に襲いかかってくる動画を見たことがあります。

教科書どおりの対応をして目を逸らさず向き合ったとしても、近づいてきたときに熊撃退スプレーを鼻先に直撃させたとしても、熊様が「食べよう!」と思えばなすすべないのかな、と思います。

 

そんなこんなで出発しましたが三股登山口から蝶ヶ岳のルートは人が多くて結構安心して歩けました。

新しく購入した熊鈴もほとんど消音モードにしてました。

熊鈴の音が好きでない方もいらっしゃるそうですのでわたしは人とすれ違う時は消音モードにしています。でもわたしは熊鈴の音が好きですので消さなくてもいいと思います。流石に人の多い山頂や山小屋では消したほうがいいと思いますが…

 

6:20頃 ゴジラみたいな木に到着

 

ベンチがありましたが登山開始後間もないので写真だけ撮って進みます。

 

7:00頃 まめひら平に到着

 

ここで行動食を取り息を整えました。

ここまでは鎖も急登もなく、ずっとじんわりした登りです。

 

8:40頃 雲海が見えてきました

このあたりは結構きつい坂も多かったです。2泊分のテント泊荷物を背負っているのできつかったですが、常念岳がずっと綺麗に見えていたことと、大倉尾根でトレーニングをしてきましたので「大倉尾根よりまし!大倉尾根よりまし!」と自分を鼓舞して登りました。

 

8:50頃 樹林帯を抜けました!

相変わらずの快晴です。

紅葉はまだだと聞いていましたが、若干紅葉していて秋の気配を感じました。(とはいえもう9月末です、例年であれば秋真っ盛りですよね…)

 

ハイマツ帯を抜け…

 

9:00頃 蝶ヶ岳ヒュッテ到着!! 

三股登山口から登ると蝶ヶ岳(または常念岳)を登り切るまで穂高連峰など北アルプスを代表する景色は蝶ヶ岳常念岳を挟んで向こう側ですので見られません。

 

初めて肉眼で見る、今まで雑誌やネット記事で何度も何度も見ていた景色にとても感動しました。来てよかったです。

憧れの槍ヶ岳もすぐ近くです!

ひときわ尖っているのが槍ヶ岳です。

 

蝶ヶ岳ヒュッテ到着後

ヒュッテ内で受付をしてテントを設営しました。受付用紙にこの後の登山計画を書くのですが、結構細かく聞かれました。穂高には登ったことがあるのか?涸沢ではテント泊か?など、、

遭難が多いので丁寧に聞いてくれているのでしょうか。

 

設営をしたのは9:20頃ですが、1名だけ既に到着された方がいらっしゃいましたので2番目です。

場所は選び放題です!でも初のテント泊なのでどこに設営すればいいかよくわかりません。。

下調べした限りで場所の決め方は

○風が強くないところ⇛稜線かつほぼ山頂なのでどこも変わらないかな?と思いました。

○平地⇛一番平らなところを選びました!

○景色がいい⇛これは迷いました。西側は北アルプスが一望できますが東側からは月と朝日が登ってきます。しかもこの日は中秋の名月です。

○トイレなどが遠くない⇛そんなに広いテント場ではありませんでしたのでどこでも変わらないと思います。

 

結局決めきれずちょうど真ん中くらいにしました。

蝶ヶ岳にそびえ立つわたしの城(中国製)です!立派です!

 

そういえば事前に情報収集をしているとき、「北アルプスのテント場はペグが刺さらないから不要、みんな石に結んで固定してる」と主張している方がいらっしゃいました。

もしかすると蝶ヶ岳ヒュッテ以外のテント場ではペグが一切どこにも入らないという可能性も………いやないだろ。。

 

これからテント泊を始める方がいらっしゃいましたらペグは絶対持っていくようにしましょう。

石より安定感があります。

 

 

オスプレーさん(大容量ザック)にはテントで留守番をしてもらい、ファーストエイドキット・レインウェア・行動食・水・ヘッドライト・モバイルバッテリ・ヘルメットを持って常念岳に向かいます。

 

蝶ヶ岳常念岳ピストン

9:30頃 蝶ヶ岳ヒュッテを出発 

蝶ヶ岳常念岳の間にある蝶槍というピークまではずっと気持ちいい稜線歩きです。

左手に槍ヶ岳穂高連峰、右手に安曇野市街を見ながら進みます。

左手に見える景色です。

 

10:00頃 蝶槍到着!

山頂標識はなかったですが、TOPと書いてありました。

 

この後は樹林帯に入ります。

しばらく進むと藪の中から発電機のような音が聞こえました。

おや…?と思い振り向くと藪の中からまた発電機の音が聞こえます。

じっと藪の中を観察しましたが熊らしきものは見つかりませんでした。ただ発電機音と発電機音の間に明らかに息を吸う音が聞こえました。

威嚇されてるのかな…?と思ったまま駆け足で進みました。

 

少し進むとカップルとすれ違いました。

念のため「藪から熊の威嚇みたいな音が聞こえたから気をつけてください」と言いましたが、外国の方だったようでわかってもらえたかわかりません。

 

熊騒動があったせいかどっと疲れてしまいました。

 

11:00頃 ようやく樹林帯を抜けます

常念岳が間近に見えます。

常念岳は僧が常に念じているような山容であることからその名がついたらしいです。

念じているように見えますか?

 

常念岳山頂付近の核心部は岩稜帯です。

浮き石は少なく歩きやすかったですが、雨の日などは滑るかもしれませんので気をつけてくださいね。

 

蝶ヶ岳から向かうと常念岳山頂のほんの少し手前に一つピークがあります。

疲弊していた心の中の怠惰なわたしは「もうこのピークを常念岳とする!人には人の山頂があるんだ!」などと言っています。

 

でもなんとか・・・

 

11:50頃 常念岳登頂!

とってもとっても疲れました。

山頂アンパンを今回は持ってきませんでしたがほんとに悔やまれました。。

もうわたしの中で山頂とアンパンは切っても切り離せない仲になってしまいました。

 

山頂では調理をしている方が結構いらっしゃいました。横目で料理を盗み見しましたがどれも美味しそうです。羨ましいです。

 

あまり疲労は回復しませんでしたが、行動食を補給し蝶ヶ岳に帰ります。

 

12:30 常念岳下山開始(蝶ヶ岳へ)

同じ道を進みます。

登る時はへろへろでしたが下りはやっぱりスイスイ行けます。

樹林帯に入ってからは上りも結構ありますがそれほど疲労は感じませんでした。

やっぱり景色がいいからでしょうか?あとはテントに帰って寝るだけだからでしょうか?

人の体は謎が多いです。

行きに発電機音がしたところも帰りは特に問題なく通過できました。

 

蝶槍でゆっくり休憩し、

15:50 蝶ヶ岳ヒュッテ到着!

なぜ帰りに全然疲れなかったかわかりました!

行きは2時間弱で蝶ヶ岳常念岳を歩きましたが、帰りは同じ道に3時間半以上かけています。

それは疲労も少ないわけですよね。

 

蝶ヶ岳ヒュッテ帰宅後

帰ってくると結構テントが増えていました。

とはいえテント場全体を見るとまだ15張りは十分できそうなくらい空いてました。

何故かわたしの周りだけ密になっていました。

ちなみに周りはアライテントやモンベル、msrなど有名メーカーのテントばかりで中国製テントは一人もいませんでした。。

まぁそんなことはさておき、

 

腹ペコでしたので早速食事にします!

アルファ米のチャーハンを食べました。旨味が強くて塩分強めで疲れた体に効きます、美味しく食べられました。

あと意外に量が多いんですね、見た目から「これ一つでは足りないかなぁ」と思ってましたが、これにコーンスープをつけたこともあり充分でした!

 

夕暮れ〜就寝前

その後は山荘で買った缶ビール(¥900:500ml)を持って散歩をしつつ夕暮れ、中秋の名月の登場を待ちます。

やはり稜線上は強風でしたので上はインナーダウンとウインドブレーカー、下はダウンパンツを履きました。

これで寒くはありません。

 

あー沈んでいく…

太陽さん今日も一日お疲れ様でした、また明日もよろしくお願いします。

 

夕日や朝日はなぜ赤いのでしょうか、よくわかりません。

北アルプスに沈む夕日はあまり赤くなかったですが、逆の安曇野市街側は何故か赤くなっていました。

手前のハイマツも含めて綺麗です。

 

そして楽しみにしていた、

中秋の名月のご登場!!!

丸っ!!大き!!!(@_@)と驚きました。

それに加えて明るいです。

これは昔の人が月に名前をつけた理由がわかりますね。写真が下手ですみません。

日は完全に沈んでますがヘッドライトいりませんでした。

 

フラッシュ無しシャッター3秒です。

月明かりでこの明るさはすごくないでしょうか。

 

この後またお腹が空いたのでカッペリーニを一食食べました。おやおや?予定では一日目に食べる食事は一食の予定で食料を持ってきたのでは?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

その理由は2日目の記事でお話します!

 

というほど引っ張れるネタでもないので理由を言いますと、2日目で帰ることにしたのです。

メインにしていた涸沢も北穂高岳奥穂高岳もカット、三股登山口に戻ります。

理由は天気です。

2日目(土)の夕方から雨風が強くなり、それが3日目(日)まで続くとの予報になっていました。

なので泣く泣く切り上げて帰ることにしたのです。

夜寝る時は

風が強くテントが不安でしたのでペグをしっかり打ち直し張り綱も強化して9時過ぎに眠りました。

インナーダウンとダウンパンツを脱ぎ3シーズン用のダウンシュラフで安眠できました。

やっぱりコットを持ってきてよかったです。

 

中国製テントでもばっちり稜線強風テント場で使えることを実証できて満足です!

 

今回はここまでとさせていただきます。

ここまで読んでいただいてありがとうございます、お疲れ様です。